ハンガリーのデータ復旧サービスのキュルト(KUERT)が中国市場参入を狙っている。先ごろマルトン副社長が国営通信社MTIに対し、中国の大規模なデータ復旧市場への参入を可能にする契約を現地機関と交わしたことを明らかにした。コストを抑えながら売上高を短期的に5~6倍に急拡大できる大きな商機と見ている。
同社は昨年、中国の深セン経済特区と戦略提携を結んだ。今回の契約はその成果のひとつで、このほかにも複数の特別プロジェクトについて交渉を進めている。
キュルトは1990年代前半に設立。情報保護やデータリカバリーのソリューションと技術を開発、提供している。2014年売上高は11億8,000万フォリント(約380万ユーロ)、純利益は4,500万フォリント(約14万ユーロ)だった。15年の売上高は前年比15~20%増となる見通し。(1HUF=0.40JPY)