エストニアのキャパシタメーカー、スケレトン・テクノロジー(Skeleton)は4月29日、本社のあるタリン郊外ヴィームシで新工場の定礎式を行った。350万ユーロを投じてスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)工場を整備する。夏中に操業を開始する見込みだ。
新工場では総出力6ギガワットのキャパシタを年間50万個生産できる態勢を整える。
スケレトンはスーパーキャパシタ(ウルトラキャパシタとも)を生産し、主に自動車・宇宙産業に供給している。ヴィームシに研究開発(R&D)センターを持つほか、ドイツ東部のバウツェンでも工場を運営する。
同社は、欧州全域で持続可能エネルギー技術を支援するKICイノエナジー、エストニアの投資会社UPインベスト、エストニア電機大手のハルユ・エレクテルから出資を受けている。また、欧州連合(EU)の研究開発支援プログラム「ホライゾン2020」から2度にわたりプロジェクト助成を受けている。