ロシアのプーチン大統領は4月26日、訪ロ中のカリモフ・ウズベキスタン大統領との共同記者会見で、石油大手ルクオイルの対ウズベキスタン投資総額が120億米ドルを上回るとの見通しを示した。ウズベキスタン国営のウズベクネフテガス(UNG)と共同で進める天然ガスプロジェクトを指すもので、両国の緊密な関係を強調した格好だ。
これに先立つ19日、ルクオイルはカンディム・ガス田の天然ガス精製プラントの着工を発表した。30億米ドルを超える資金を投じ、80億立法メートルの年産能力を整備する。工事を請け負う現代エンジニアリングによると、2019年前半の完工を予定している。
カンディム・ガス田はルクオイルとUNGが南西部ブハラ州で共同開発する4つのガス田の1つで、6つのガス・コンデンセート鉱区から成る。もう一つのハウサク・ガス田はすでに2007年から商業生産に入った。4ガス田開発プロジェクトへの投資残高はこれまでに36億ドルに上っている。
ウズベキスタンにおけるルクオイルのガス生産量は60億立法メートルに達する見通しだ。(東欧経済ニュース2013年12月18日号「ウズベキスタン、14年は国外資金で39億ドルのプロジェクト実施へ」を参照)