トルコ自動車大手トファシュ、1-3月期の輸出高は131%拡大

トルコ財閥のコチ・ホールディングと米伊資本の自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のトルコ合弁会社トファシュ(Tofas)は3日、2016年1-3月期の輸出高が前年同期比で131パーセント拡大し、過去6年間で最高を記録したと発表した。昨年9月にフィアットの新型セダン「エーゲ」の生産を開始したことや、欧州向けの輸出が伸びたことが貢献した。輸出台数は35%増となる5万8,000台、生産台数は4%増の34万6,000台だった。売上高は17%増となる2億4,050万トルコリラ(約7,390万ユーロ)を記録した。

トファシュのエロルドゥ最高経営責任者(CEO)によると、1-3月期の欧州向け輸出高は40%増加した。同社はエーゲのセダンモデルに続いて、今年4月にハッチバックモデルの生産を開始した。来年はステーションワゴンモデルを追加する。3モデルを合わせた生産台数を2023年までに130万台まで増やし、欧州、中東、アフリカの40カ国以上に100億ドル分を輸出することを計画している。

同社では3月から3シフト制を導入するとともに、1,300人を新規雇用している。(1TRY=37.63JPY)

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