チェコ統計局が9日発表した3月の鉱工業生産高は前年同月比で0.6%の増加にとどまり、上げ幅は前月の5.6%から大幅に縮小した。同業生産高のプラスは16カ月連続。稼働日調整ベースでは3.6%の増加で、前月比(稼働日、季節調整済み)でも1.4%増加した。一方、新規受注高は1.4%減少した。
業種別にみると、主要産業の自動車が11.2%増となったほか、印刷・記録媒体(10.7%増)、その他の輸送機械(6.0%増)も好調だった。一方、化学・化学製品が18.1%減と大幅に落ち込み、ベースメタル(7.2%減)、その他の非金属鉱物製品(5.3%減)も縮小幅が大きかった。
3月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比5.1%増の2万9,891コルナ(約1,100ユーロ)だった。(1CZK=4.55JPY)