チェコ統計局(CSU)が10日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.6%上昇し、上げ幅は市場予測の0.3%を上回った。インフレ率の上昇は3カ月ぶり。
品目別でみると、アルコール・たばこが5.2%、医療が2.7%、衣料品・靴と娯楽・文化がどちらも1.9%、ホテル・レストランが1.2%、教育が1%、住居・水道・エネルギー・燃料が0.9%の幅で上昇した一方、運輸は3.2%、食品・非アルコール飲料が1.7%、郵便・通信が1%、家具什器・修繕が0.5%の低下となった。
同国の今年のインフレ率は1月の0.6%をピークに、2月は0.5%、3月は0.3%に低下していた。過去12カ月の平均インフレ率は0.4%。