ギリシャのアルファ銀、マケドニア事業を売却

ギリシャ大手銀行のアルファバンクは10日、マケドニア事業をスイスの投資ファンド、シルクロードキャピタルに売却したことを明らかにした。すでに金融当局の認可を取り付けているという。売却額は明らかになっていない。同行は昨年10‐12月期から、EUが支援する再編案に基づき資産担保証券(ABS)の売却を開始していた。

アルファバンクは、今回の取引は事業再編計画に貢献するもので財務状況が悪化することはないと述べた。マケドニアは同行のバルカン諸国における事業の中では最も規模が小さく、同国内での市場シェアは2%に満たない。

アルファバンクは昨年7月にブルガリア事業を売却した。欧州委員会は同年11月に同行が改定した再編計画を承認し、事業再編を進めるため27億4,000万ユーロの資金支援を行うことを決めている。

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