独コンチネンタル、ハンガリー工場の拡張完了

独自動車部品大手コンチネンタルのハンガリー子会社で、ゴム・プラスチック製品を手掛けるコンチテック・フルーイド・オートモーティブ(ContiTech Fluid)は先ごろ、同国南部にあるマコー工場の拡張工事を終え、新生産棟の開所式を行った。生産能力を30%引き上げ、自動車の集中冷房システムや、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の冷暖房システムの部品需要の増大に対応する。投資額1,200万ユーロのうち、半分は政府の助成で賄った。

生産棟の床面積を4,000平方メートルに拡大したほか、床面積5,000平方メートルの倉庫棟、事務所などの新棟も建設した。当初は216人を新規雇用し、今後増員する計画だ。式典に出席したミハーイ・ナギイ社長によると、同社の製品は欧州で生産される自動車の20%に供給されている。

同社は北部のヴァーチにも工場を持つ。マコー工場の拡張を通じ、2工場を合わせた延べ床面積は3万8,000平方メートル、雇用数は3,400人に達する。生産能力は1日当たり20万個に拡大する。

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