スロバキア統計局が先ごろ発表した3月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で1.4%減少した。同業生産高の減少は7カ月ぶり。前月は7.3%増加していた。
鉱山・採石業が8.4%落ち込んだほか、製造業も2.0%後退した。電気・ガス・スチーム・空調は4.5%拡大した。
品目別にみると、下落幅が最も大きかったのはコークス・精油製品(29.2%)で、ラバー・プラスチック・非鉄金属加工(20.7%減)、コンピューター・電子・光学機器(19.5%減)、食品・飲料・たばこ製品(18.2%減)、化学・化学製品(10.1%減)も落ち込みが目立った。一方、輸送機械製造(自動車含む)が7.4%、ベースメタル・金属製品製造が5.2%、電気機器が5.7%、その他の製造業・機械設備の修理・設置サービスが3.3%上昇した。
財別では、耐久消費財が17.3%、非耐久消費財が13.8%、中間財が4.2%減少したのに対し、投資財が4.9%、エネルギー関連製品が0.2%ぞれぞれ増加した。