ロシア石油最大手の国営ロスネフチは5月27日、ギリシャ石油精製最大手のヘレニック・ペトロリアム(HEP)と提携することで基本合意した。原油・石油製品を直接取引するほか、他の提携の形を探る。合意書の有効期限は当初1年で延長が可能だ。
ロスネフチはHEPの製油所に原油を供給する代わりに、精製された石油製品の納入を受ける。代価は相殺勘定で処理する。価格や取引量などは6月中に交渉して決定する。
また、他の提携の在り方については両社でつくる共同委員会で検討する。
今回の基本合意調印はプーチン大統領のギリシャ訪問に合わせたもので、式にはプーチン大統領とギリシャのチプラス首相も出席した。