ポーランド中央統計局(GUS)が先ごろ発表した4月の鉱工業生産指数(速報値、季節調整済み)は前年同月比で6.0%上昇し、上げ幅は市場予測の3.2%を大きく上回った。上昇は20カ月連続。
34業種のうち26業種で上昇した。上げ幅が最も大きかったのは衣料品(22.1%)。家具製造(18.4%)、非金属鉱物製品(12.7%)、自動車・トレーラー(12.5%)、金属製品(11.8%)、コンピューター・電子・光学機器(11.3%)、ゴム・樹脂製品(11.2%)が大きかったほか、印刷・記録媒体(9.9%)、電気設備(9.2%)も好調だった。
一方、石炭・褐炭は12.9%減と落ち込みが目立ったほか、電気・ガス・スチーム・空調も10.1%減と大きく後退。コークス・石油精製品(5.6%)、飲料(3.2%)も振るわなかった。