セルビア政府が国営バス会社ラスタ(Lasta)の民営化に動いている。現在は手続きを進めており、近く詳細を公表するという。
ラスタへの資本参加にはスペイン、スウェーデン、英国のほか、中東の企業も関心を示している。特にドイツ鉄道(DB)グループの英アライヴァは以前から積極姿勢を明らかにしてきた。
政府は入札準備の一環として、従業員と集団契約を結んだ。
ラスタはバス900台を擁し、国内では都市近距離交通と長距離交通の双方を手掛ける。モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナに子会社があるほか、国際バスを運営するユーロラインにも加盟している。