ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.2%となり、前月の0.2%上昇から再びマイナスに転じた。市場は0.1%の上昇を予想していた。インフレ率の低下は2カ月ぶり。
品目別では自動車用燃料を含むその他の製品が4.3%下落し、全体を強く押し下げた。燃料・電力も0.1%下落した。一方、アルコール飲料・タバコが2.2%、サービスが1.3%、耐久消費財が0.8%、衣料品・靴が0.3%の幅で上昇した。食料品は横ばいだった。
価格変動の激しい食品と燃料価格を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は1.3%で、前月から0.1ポイント縮小した。