スロバキア統計局が10日発表した4月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で7.2%増加した。同業生産高の増加は2カ月ぶり。前月は1.4%減少していた。
製造業が8.5%拡大して全体をけん引した。一方、鉱山・採石業が9.1%落ち込んだほか、電気・ガス・スチーム・空調も1.5%後退した。
品目別にみると、上昇幅が最も大きかったのは電気機器の21.2%で、輸送機械製造(自動車含む)(18.8%増)、その他の製造業・機械設備の修理・設置サービス(12.0%増)、ベースメタル・金属製品製造(9.0%増)、機械設備製造(8.6%増)の伸びが目立った。一方、コークス・精油製品が43.3%、ラバー・プラスチック・非鉄金属加工が8.1%、化学・化学製品が10.8%、鉱山・採石が9.1%減少した。
財別では、投資財が14.1%、耐久消費財が13.5%、中間財が4.7%、非耐久消費財が2.8%増加したのに対し、エネルギー関連製品は8.4%減少した。