ブルガリア政府は先ごろ、ソフィア国際空港運営権の入札手続きを開始した。運営免許期間は35年で、最低12億レフ(約6億1,000万ユーロ)の収入を見込んでいる。応札締め切りは10月20日。
政府の発表した応札条件は、◇年間利用客数600万人以上の国際空港の運営経験◇空港インフラの建設経験◇資金調達の確実性を保証する文書◇年間免許料は最低995万レフあるいは売上高の7%で、総額のうち5億5,000万レフ(2億7,900万ユーロ)を最初に一時金として納付◇第1ターミナルに代わる新ターミナル(年間処理能力300万人以上)の建設などに3億650万レフ以上を投資――など。
応札文書の評価に当たっての比重は、免許料及び一時金が55%、事業計画が25%、投資計画が15%、安全対策が5%となっている。
入札には、英ヒースロー空港を運営する西フェロヴィアルや、ブルガリアのヴァルナ、ブルガス両空港を運営する独フラポート、仏ヴィンチ、トルコ・リマクなどが関心を示しているもようだ。(1BGN=62.15JPY)