ソフィア国際空港の運営権入札が中止

ブルガリア・ソフィア国際空港運営権をめぐる入札手続きが中止された。同空港の滑走路を建設した企業連合がブルガリア市場競争保護局(KZK)に異議を申し立てたためだ。入札は先月公告され、10月20日に応札が締め切られる予定だった。

異議を申し立てたのはクウェートの複合企業モハメドアブドゥモフシン・アルカラフィ(MAK)の子会社2社。内容は未公表だが、ブルガリア現地紙の報道によると、2社は建設許可の遅れで滑走路工事が遅延したと主張し、パリの国際調停裁判所に損害賠償請求の申し立てを行った。2012年初めにソフィア空港に4,500万米ドルの支払いを命じる判断が下ったが、決済がまだ済んでいないという。

入札条件では、運営免許の取得者はこの係争に関して責任を負わないことになっている。

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