リトアニアのリン酸肥料メーカー、食品関連事業に7500万ユーロ投資

リトアニアのリン酸肥料メーカー、リフォサ(Lifosa)が食品用リン酸塩の新工場を設置する。建設地は国内中部の本拠地ケダイネイで、投資額は約7,500万ユーロ。今秋に詳細を発表する予定だ。

リン酸塩は加工食品の結着剤、乳化剤などとして広く利用されている。ダスティカス社長は現地日刊紙『Verslo Sinios』とのインタビューで、肥料業界が価格低迷にあえぐ中、需要が安定した食品用リン酸塩事業への進出は競争力の向上につながるとの期待を示した。

リフォサは2002年にロシア化学大手ユーロケム(EuroChem)に完全買収された。原料は主に同社から調達している。2015年の売上高は前年比18.3%増の4億1,269億ユーロ、純利益は35.2%増の6,162億ユーロ。投資額は1,155万ユーロに上った。

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