ヴィシェグラード特許機関が業務を開始、中欧4カ国が参加

ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキアのヴィシェグラード4カ国が共同で設立した「ヴィシェグラード特許機関(Visegrad Patent Institut)」が1日、ブダペストで業務を開始した。締約国の企業や個人による国際特許取得を促進する狙いで、将来的には中東欧の他の国にもサービスを提供していく方針だ。

ヴィシェグラード特許機関は、国連の世界知的所有権機関(WIPO)が管理する特許協力条約(PCT)に基づき、「国際調査機関(ISA)」、「国際予備審査機関(IPEA)」として認定を受けている。特許出願に伴い必要となる調査(同じような特許が存在するかどうか、新しい特許として認められる見込みがあるかどうか)を実施する。

出願を考える人がそれぞれの母語で照会・手続きできるようにすることで、特許取得への心理的な敷居を下げるとともに、費用負担を軽減する。

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