チェコ統計局が先ごろ発表した5月の鉱工業生産高は前年同月比で8.6%増加し、上げ幅は前月の4.2%から4.4ポイント拡大した。同業生産高のプラスは18カ月連続。前月比(季節調整済み)では0.4%減少した。新規受注高の上昇率は13.5%となり、前月の13.2%から拡大した。
業種別にみると、主要産業の自動車が21.4%増となったほか、金属加工品(11.1%増)、電気・ガス・スチーム・空調(10.0%)、ゴム・プラスチック製品(7.5%増)も好調だった。一方、化学・化学製品が13.6%減、その他の輸送機器・設備は11.6%減と大幅に落ち込み、鉱業(4.5%減)も振るわなかった。
5月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比4.0%増の3万239コルナ(約1,120ユーロ)だった。(1CZK=4.25JPY)