ラトビアと中国、運輸分野で提携強化へ

ラトビアが中国との運輸・物流分野での協力強化を狙っている。同国のアウグリス運輸相と中国国家発展改革委員会の宁吉喆・副主任は12日にリガで、包括提携協定の骨子で合意した。11月に同地で開かれる中東欧16カ国と中国の首脳会談(16プラス1首脳会談)で調印される見通しだ。

協定草案によると、両国は◇港湾開発◇港湾設備の改良◇投資誘致◇工業団地開発――で協力する。アウグリス運輸相は、「協定締結で両国企業の提携が促進され、近い将来、現実のプロジェクトとして結実するだろう」と期待を述べた。

ラトビアは地の利から運輸業が国内総生産(GDP)の1割を稼ぎ出す主要産業となっている。(東欧経済ニュース2016年2月24日号「中国、ラトビアの輸送インフラに関心」を参照)

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