カザフスタン、ウズベキスタンと自動車製造での提携を模索

カザフスタンとウズベキスタンの自動車業界が、生産提携を模索している。カザフスタンのウテンバイェフ駐ウズベキスタン大使は先ごろ、両国にとって利益となる新しい事業モデルが必要だと述べ、双方の企業が部品・装備や新車を合同生産する可能性について議論していることを明らかにした。

21日にはカザフスタンの自動車メーカーのサリャルカ・アウトプロム(SaryarkaAvtoProm)をはじめとする自動車業界の代表団がウズベキスタンを訪れ、独商用車大手MANと現地ウズアウトサノアト(OJSC UzAvtosanoat)の合弁会社MAN-AUTOや米ゼネラルモーターズ(GM) 子会社GMウズベキスタン、サマルカンド・オートモバイルなどを訪問した。技術者なども参加し、開発や合弁事業の実行方法などにも踏み込んだ話し合いを行った。

ウテンバイェフ大使によると、カザフスタン側の最大の関心は部品や装備の製造での提携だが、両国の国内需要に応えるモデルの共同開発・生産も手掛けたい意向だ。また、ロシアなどユーラシア経済共同体(EAEC)加盟国への輸出も視野に入れる。

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