韓国メーカー、チェチェンにリチウムイオン電池工場建設

韓国の電池大手コカム(Kokam)が、ロシア南部チェチェン共和国で現地石油化学会社のチェチェン・ネフチキムプロム(ChechenNefteKhimProm)と組んでリチウムイオン電池工場を建設している。投資額は76億ルーブル(約1億800万ユーロ)。現地メディアが先ごろ伝えたところによると、第1期として8月に年産能力30メガワット時(MWh)の生産棟が完成するもようだ。

チェチェン政府は2010年にリチウムイオン電池の国内生産計画を打ち出した。同戦略に基づき、ネフチキムプロムとコカムが14年に合弁工場建設契約を交わし、15年に首都グロズヌイ近郊のタシュカラで着工した。18年の完工予定で、完成後の年産能力は125MWhとなる。

タシュカラ工場では電気自動車(EV)や他の装置向けの製品を生産する。フル稼働時の従業員数は約800人を予定し、下請け業者など関連分野でも2,200人の雇用を創出する。(1RUB=1.66JPY)

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