独ダイムラーが車台を供給、ハンガリー国産バス計画で

ハンガリーのコンサルティング会社ITKは17日、独ダイムラーの商用車事業エボバスからバス車台部品を調達することで同社と基本合意した。今後、新モデル開発を進め、来春までにプロトタイプを完成させる。開発およびデブレツェン工場の整備に5,000万ユーロを投じる予定だ。地元では350人の雇用創出を見込んでいる。

エボバスが納入するのは、欧州排ガス基準「ユーロ6」対応エンジンを搭載する長さ12メートルの車台だ。スペイン・サマノ工場が生産を担当する。

基本合意書の調印式に出席したヴァルガ国家経済相は、政府が今後3年間で国内バス生産の支援に約350億フォリントを支出する計画に改めて言及した。バス業界の成長率が政府目標をクリアした場合、同業界からの税収は300億~350億フォリント(約9,600万~1億1,200万ユーロ)に達する見通しだ。(1HUF=0.36JPY)

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