下請けによる部品供給ストップ、スロバキアのVW工場にも影響

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がサプライヤーとの対立で部品不足に陥った問題で、スロバキアのマルティン工場でも従業員800人強のうち約60人が自宅待機となるなど影響が出ている。一方ブラチスラバ工場は通常の操業が続いている。23日付の現地紙『スロバキア・スペクテイター』が伝えた。

ボスニア・プリヴェント傘下のシートカバー事業、カー・トリムとギアボックス用鋳鉄部品事業ESオートモーティブの2社は19日にVWへの部品供給を中止した。VWが十分な説明も補償もなしに契約を解消したためと説明していた。23日までにVWと供給再開で合意したが、その内容は明らかになっていない。

VWは工場の操業が早期に正常化するとしている。

マルティン工場ではアウディ、VW、シュコダ、セアト、ポルシェといったグループブランド向けに車台部品やギアボックスを製造している。

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