独電線大手レオニ、セルビアに新工場設置へ

電線大手の独レオニは先ごろ、セルビア政府と自動車部品の新工場建設で合意した。すでに工場を持つ南部ニシェ近郊のドリェヴァツとプロクプレェに2工場を新設し、BMW、ジャガーランドローバー(JLR)にケーブル部品を供給する。今後3年間の投資額は2,200万ユーロで、550万ユーロを政府助成でまかなう。新たに1,000人の雇用を創出する見通し。合意には5年間の雇用維持が含まれる。

ワイヤーハーネスなどの自動車用配線部品を生産する同社は2009年にセルビアに進出。現在ニシェ近郊に3工場を持ち、4,000人以上を雇用している。

同社の16年上半期のセルビアからの輸出額は7,290万ユーロ。中東欧では同国の他、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ロシア及びウクライナに工場を持つ。

上部へスクロール