チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.5%上昇し、上げ幅は市場予測の0.3%を上回った。インフレ率の上昇は3カ月ぶり。
品目別でみると、アルコール・たばこが4.3%、医療が2.7%、衣料品・靴が2.6%、その他の財・サービスが1.5%、ホテル・レストランが1.2%、教育が1.1%、娯楽・文化が0.7%、住居・水道・エネルギー・燃料が0.3%の幅で上昇した。一方、運輸が2.5%下落したほか、食品・非アルコール飲料が0.7%、家具什器・修繕は0.1%の幅で低下した。郵便・通信は横ばいだった。
同国の今年のインフレ率は4月に0.6%に上昇したものの、5月には一転して0.1%に低下。6月も横ばいだった。過去12カ月の平均インフレ率は0.3%。