独後発医薬品大手シュターダのセルビア子会社ヘモファームは22日、国内同業のイヴァンチッチ&シノヴィ(Ivancic & Sons)を買収したと発表した。取引金額は明らかにしていない。イヴァンチッチの製品、知的財産、生産拠点を取得し、従業員を引き継ぐ。
イヴァンチッチは1991年に薬局として創業。その後、生産事業を創設し、プロバイオティクス、栄養剤、一般用医薬品などを手がけてきた。北部のスタリ・バノヴィチに工場を構える。
国内のほか、カザフスタン、ボスニア、モンテネグロ、マケドニア、ウクライナに製品を供給する。従業員数は100人強で、国内で薬局4店を営業する。
ヘモファームは1960年の創業で、2006年の民営化を通じシュターダに買収された。現在は2,600人を雇用する。製品の輸出比率は76%で、セルビアの製薬企業として最大の輸出額を誇る。2016年上半期の輸出高は7,320万ユーロだった。