ロシア国営ガス会社のガスプロムが10日発表した2016年1-3月期決算の純利益は3,623億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期から5.1%減少した。燃料価格の低迷に加え、ウクライナ向け輸出量の減少が響いた。
売上高は5%増の1兆7,373億ルーブル。うち天然ガス部門の売上高は7.1%増の1兆728億ルーブルで、主力輸出市場である欧州およびCIS諸国を除く他の地域への輸出額は22.1%増の6,631億ルーブルだった。関税込み価格がルーブル建てで22%下落した半面、輸出量は49%増加したことから増収を確保できた。営業利益は34.1%減3,019億ルーブルだった。(1RUB=1.57JPY)