ハンガリー中央統計局(KSH)が先ごろ発表した6月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で0.3%減少した。同業生産高の減少は3カ月ぶり。前月は4.2%増加していた。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が0.2%の増加にとどまった。エネルギーは1.2%の増加。一方、鉱山・採石業は5.3%減少した。
製造業では13部門のうち10部門で拡大した。同業生産高の3割を占める輸送機器(自動車含む)が3.2%増加したほか、コンピューター・電子・光学製品が10.8%増と大幅に拡大。ゴム・プラスチック・非金属鉱物も0.9%伸びた。一方、機械・設備は29.7%減と大きく落ち込み、ベースメタル・金属加工品も1.6%減少した。