スロバキア鉱工業生産、6月は2.2%増加

スロバキア統計局が先ごろ発表した6月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.2%増加したものの、伸び幅は前月の5.9%から3.7ポイント減少した。同業生産高の増加は3カ月連続。

製造業が2.5%拡大して全体をけん引した。一方、鉱山・採石業が4.1%落ち込んだほか、電気・ガス・スチーム・空調も0.1%後退した。

品目別にみると、上昇幅が最も大きかったのはベースメタル・金属製品製造の13.5%で、電気機器(11.2%増)、輸送機械製造(自動車含む)(9.1%増)、薬品・医療用化学製品(6.6%増)、木材・紙製品および印刷(2.6%増)の伸びが目立った。一方、ラバー・プラスチック・非鉄金属加工が16.2%と大きく落ち込んだほか、コークス・精油製品が8.5%、機械設備製造が5.4%、鉱山・採石が4.1%、コンピューター・電子・光学機器が1.5%減少した。

財別では、投資財が5.1%、中間財が1.6%増加したのに対し、耐久消費財が6.4%、エネルギー関連製品が2.1%、非耐久消費財が0.8%減少した。

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