トルコ統計局(TUIK)が先ごろ発表した6月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比1.1%増となり、17カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の5.6%から4.5ポイント縮小した。前月比(季節・稼働日調整済み)では1.4%減少した。
業種別では製造業が前年同月比で0.4%減少したが、電力・ガス・スチーム・空調は9.3%、鉱業・採石業は7.9%増加した。
財別でみると、エネルギーの上昇幅が最も大きく9.0%に達した。資本財も1.0%伸びた。一方、耐久消費財は5.5%減と大きく落ち込み、非耐久消費財と中間財はどちらも0.2%減少した。
前月比では製造業が2.4%減少したものの、鉱業・採石業が6.3%、電力・ガス・スチーム・空調は2.1%増加した。財別では耐久消費財が1.5%、エネルギーが1.4%増加したが、非耐久消費財は4.8%、資本財は1.3%、中間財は0.7%それぞれ減少した。