ポーランド経済が復調、4-6月はプラス成長に

ポーランド中央統計局(GUS)が8月30日に発表した2016年4-6月期の国内総生産(GDP、暫定ベース)は季節調整後で前期比0.9%増となり、前期の0.1%減からプラス成長に転じた。

前年同期比では3.1%増加した。分野別では設備投資が前年同期比4.9%減で、12年10-12月期以来の大幅な落ち込みとなったが、個人消費が3.3%増、政府最終消費支出が3.5%増と大きく伸びた。15年7-9月期から低迷していた輸出も増加に転じた。

財務省は今後の見通しについて、4月に導入した新児童手当制度を追い風に個人消費が活発化し、今年下期に成長が加速すると予想。モラヴィエツキ開発相は通年で3.3~3.4%増になるとの見方を示した。

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