ガスプロム、上期は11.3%減益

ロシア国営ガス会社のガスプロムが8月30日発表した2016年6月中間期の最終利益は6,072億ルーブル(84億ユーロ)となり、前年同期から11.3%後退した。売上高はやや増加したが、コスト増大が響いて収益が悪化した。

売上高は5.2%増の3兆644億ルーブル。コストは24.4%増の2兆6,807億ルーブルに膨らんだ。営業利益は39.3%減の4,132億ルーブル、税引き前利益は8.9%減の7,808億ルーブルだった。

コスト増大の主因は、2015年秋の独BASFとの資産交換取引を通じて完全傘下に収めたドイツの天然ガス販売・貯蔵子会社。ガスの調達費がかさんだ。(1RUB=1.58JPY)

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