ポーランド開発省が、自動車産業の革新的技術を開発するプロジェクトの助成手続きを開始する。欧州連合(EU)の競争力強化プログラム「インテリジェント・デベロップメント」に沿ったもので、助成を希望する企業やグループは来月5日から11月21日まで申請できる。助成総額は2億5,000万ズロチ(5,760万ユーロ)に上る。
助成の対象となるのは、生産・再生・リサイクル、自動車・駆動システム及び部品・コンポーネント・システムの各分野における革新的技術の開発だ。100万~2,000万ズロチの予算規模を持つことが求められる。
助成範囲は、大企業で費用の40~65%、中堅企業で50~75%、小規模・零細企業で60~80%となる。
ポーランド開発省では安定成長の実現には自動車産業が伸びることが重要とみている。政府は2025年までの電気バス製造産業の構築を目標に掲げる。これに向け、主要部品の開発・生産を国内で手掛けられるような体制作りを図る姿勢だ。(1PLN=26.52JPY)