スロバキア経済省は、電気自動車(EV)普及策として、購入費用助成および税制優遇措置を導入したい姿勢だ。2030年までに新規登録車に占めるEVの比率を31%へ引き上げる戦略に基づくもので、現在、省庁間での検討が進められている。
経済省がまとめた案では、具体策として◇購入費用助成◇新車登録料の免除◇税制優遇◇社用車については減価償却期間の短縮◇高排出車の走行を規制する「低排出ゾーン」の導入――などが挙げられている。
経済省はまた、国内産業の多くが2本の幹線道路(D1、R1)沿いに集中していると指摘。これら幹線道沿いに充電スタンドを整備すれば、比較的少数のスタンド数で過半数の自動車の走行範囲ををカバーできるとみている。
スロバキアのEV登録総数は2015年6月の時点で178台、ハイブリッド車は318台にとどまっている。