チェコ統計局が6日発表した7月の鉱工業生産高は前年同月比で14.1%減少した。同業生産高の減少は20カ月ぶり。祝日に伴う労働日数の減少と、大手企業が軒並み夏季休暇に入ったことが影響した。前月比(季節調整済み)では9.7%の減少。新規受注高も前年同月比で16.2%減少した。
業種別にみると、主要産業の自動車が34.8%減と大幅に落ち込んだほか、化学・化学製品(17.8%減)、機械設備の修理・設置サービス(14.7%減)、機械・設備(13.8%減)、電気設備(12.9%減)の縮小幅が大きかった。一方、基礎医薬品・医薬品製剤が42.1%増と大きく伸びたほか、その他の輸送機械が19.6%、電気・ガス・スチーム・空調が1.5%拡大した。
7月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比1.9%増の2万9,098コルナ(約1,080ユーロ)だった。(1CZK=4.26JPY)