マイクロソフトがプラハに開発拠点、CRMを強化

IT大手の米マイクロソフトは6日、プラハに新たなソフトウエア開発センターを設置し、顧客管理システム(CRM)の開発を強化すると発表した。同システムの重要性が企業のマーケティングや販売部門でも高まっていることを受けたもので、米国、インド、デンマーク、スイスの開発拠点と連携する。投資額は明らかにしていない。

新開発センターでは年内に80人を雇用し、向こう3年間で約200人の体制を構築する計画だ。プラハでは2014年にマイクロソフトが提供するIP電話サービス「スカイプ」の開発センター(従業員約250人)が開所しており、同社の開発拠点としての重要性が一段と増す。

国際IT企業の中東欧進出先として、チェコの人気は高い。ソフト開発の米レッドハット、業務管理ソフトの独SAPが開発センターを置くほか、米IBM、ウィルス対策ソフト大手のAVGテクノロジーズ(オランダ)なども事業拠点を構えている。

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