スロバキア経済、4-6月期は3.2%成長

スロバキア統計局が8日発表した2016年4-6月期の国内総生産(GDP)は実質ベースで前年同期から3.2%拡大した。前期比では0.9%の増加。上半期は前年同期比で3.1%のプラスだった。

1-3月期に伸び悩んでいた対外取引に勢いが出てきた。4-6月期の輸出は7.7%、輸入は5.9%、それぞれ増加した。欧州における新車需要の拡大が純輸出の拡大に貢献した。

個人消費も3%増加し、2008年末以来、最大の伸びを示した。

4-6月期の雇用は3.1%増加し、前期の伸び率2.9%を上回った。サービス業と製造業の伸びが目立った。

失業率は9.6%となり、前期比で0.8ポイント、前年同期比で1.6ポイント低下した。

今後も外需の堅調に加え、雇用拡大、賃金上昇、低金利、低インフレ率に支えられた内需の拡大が見込まれることから、スロバキア経済の好調が続きそうだ。

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