シュコダ・トランスポーテーション、トルコからバッテリー式トラムを受注

チェコ機械大手シュコダの車両製造事業、シュコダ・トランスポーテーションは5日、トルコ北西部エスキシェヒル市からバッテリー式トラム車両14編成を受注したと発表した。取引金額は2,600万ユーロ強で、契約後19カ月内に全車両を納入する。

受注したのは同社の低床式トラム「フォーシティー・クラシック」で、長さ30メートル、定員276人。空調設備のほか、走行用バッテリーを装備する。景観向上のため架線が取り払われる旧市街などはバッテリーを動力源とする。

シュコダ・トランスポーテーションは中東欧最大の鉄道車両メーカー。トルコではコンヤ市に72両を1億2,500万ユーロで納入した実績がある。今回の受注は、地元のボザンカヤなど有力企業を入札で破り獲得した。

シュコダ・トランスポーテーションの売上高は昨年、6億7,800万ユーロと過去最高を記録した。純益は2,200万ユーロだった。製品の54%は国外向けだ。

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