東芝は13日、トルコ電力大手ゾルルエナジー(Zorlu Enerji)の地熱発電所向けに出力約5万キロワットのフラッシュ型発電設備を受注したと発表した。取引金額は明らかにされていない。同国での地熱発電システムの受注はこれが3度目となる。
供給するのは、同国西部に建設予定のクズレデレ第3地熱発電所2号機向けのタービン及び発電機。同機はバイナリ―型発電を組み合わせたコンバインド型地熱発電システムを採用し、総出力は約7万キロワットに上る。来年7月から納入が始まり、同12月から運転開始となる予定だ。
東芝によると、トルコに初めて地熱発電設備を納入した2014年以降、同国の新規建設計画のうち3つに参画している。製造工程管理や機器の信頼性の高さに加え、顧客の求める仕様に迅速・柔軟に対応できたことが評価されたという。