トルコ政府、東部の振興に1400億リラ

トルコのユルドゥルム首相は先ごろ、同国東部及び東南部の23県に対する1,400億リラ(約425億ユーロ)に上る投資計画を明らかにした。うち620億リラを政府が負担し、残りは民間が拠出する。投資計画には住宅、工場及びスポーツ施設の建設や灌漑プロジェクトなどが含まれる。

政府は同地域に毎年80の新工場を設置し、4万人の雇用を創出することを目標の1つに挙げる。工場を設置する企業には土地を提供し低額で長期間リースする。機械や設備の購入に際しては無利子融資に政府保証を付ける。返済期間は5年間で、1年間の支払猶予期間も設ける予定。対象地域に工場を移転する企業の法人税は免除する。また、政府は同地域の工場で生産される製品の購入を保証する予定だ。

その他、同地域にコールセンターを設置し2万~2万5,000人の雇用を創出することも目指している。

対象となる地域は、アルダハン、エルズルム、エルズィンジャン、マラティヤ、アドゥヤマン、ガズィアンテプ、キリス以東の23県。(1TRY=34.64JPY)

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