トルコ食品大手ユルドゥズ、今後5年で50億リラを国内に投資

トルコの食品大手ユルドゥズ(Yildiz)は先ごろ、国内の工場に2021年までの5年間で50億リラ(約15億2,000万ユーロ)を投資する計画を明らかにした。今年6月に同社が英国に立ち上げた新会社プラディス(Pradis)傘下にあるブランドの生産拠点として、トルコを強化していく方針だ。

プラディスは、トルコ製菓大手のウルケルやDe Metを始め、ユルドゥズが2014年に買収したユナイテッド・ビスケッツ及び08年に買収したチェコレートメーカー、ゴディバを傘下に置く。ユルドゥズのユルケル会長は、今年末までには15%の成長目標を達成すると述べると共に、グループ全体の今年の投資額は15億リラで、うち半分が国内向けであると言及した。

プラディスのカラカシュ最高経営責任者(CEO)によると、プラディス全体のビスケット生産量は100万トン、チョコレートが46万トン、チューインガム及びキャンディーが4万トンに上る。同社は13カ国に36の工場を持つ。(1TRY=34.64JPY)

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