スイス重電大手のABBは8日、エストニア工場の拡張を完了した。世界的な太陽光発電設備の需要増大に対応する狙い。投資額は200万ユーロで、大容量ソーラーインバーターの生産能力が倍増する。
首都タリンに近いユリで新工場棟を開所した。ユリでは大容量ソーラーインバーターの「PVS800」と「PVS980」を手がけている。新工場棟では80人体制で新型の「PVS980」を主に生産していく。同社はエストニアでの生産強化に加え、今月2日にはインド・バンガロールの新工場も開所したという。
ABBのエストニア事業は、主にエネルギー技術の製造・販売を行っている。昨年は従業員1,056人で1億5,500万ユーロの売上を達成した。