ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した7月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で4.7%減少した。同業生産高の減少は2カ月連続。下げ幅は前月から4.4ポイント拡大した。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が4.7%後退したほか、鉱山・採石業も5.3%減少した。一方、エネルギーは4.4%増加した。
製造業では13部門のうち8部門で縮小した。同業生産高の3割を占める輸送機器(自動車含む)が8.5%と大幅に減少したほか、ゴム・プラスチック・非金属鉱物が6.9%、食品・飲料・たばこは6.6%、ベースメタル・金属加工品は4.9%後退した。一方、コンピューター・電子・光学製品は4.8%、機械・設備は2.1%伸びた。