チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.6%上昇し、上げ幅は市場予測の0.7%を下回った。インフレ率の上昇は2カ月連続。
品目別でみると、アルコール・たばこが4.8%、医療が2.7%、衣料品・靴が2.1%、その他の財・サービスが1.3%、ホテル・レストランが1.2%、教育が1.1%、娯楽・文化が0.7%、住居・水道・エネルギー・燃料が0.4%、郵便・通信が0.1%の幅で上昇した。一方、運輸が2.9%下落したほか、食品・非アルコール飲料が0.5%、家具什器・修繕は0.2%の幅で低下した。
同国の今年のインフレ率は5月に0.1%に低下し、6月も横ばいだったものの、7月には0.5%に上昇した。過去12カ月の平均インフレ率は0.3%。