ルーマニア統計局が12日発表した2016年8月のインフレ率は前年同月比マイナス0.2%となったが、下げ幅は15年6月にマイナスに転じてから最低の水準に縮小した。マイナス幅は5月に3.5%まで拡大したが、その後3カ月はデフレ圧力が弱まっている。ただ、欧州連合(EU)など世界的に低インフレ基調が続いていることから、ルーマニア中央銀行はインフレ率がプラスに転じるのは来年と見ている。
8月は非食品が前年同月比で1.42%、サービスが1.04%それぞれ下落したものの、食品は1.96%値上がりした。
前月比ではCPIは0.07%の上昇。食品、サービスともに0.09%下落したが、非食品は0.26%上昇した。