ハンガリー政府は電気自動車(EV)の普及を促進するため、EV購入に総額50億フォリント(約1,630万ユーロ)の補助金を交付する計画だ。ヴァルガ経済相が21日明らかにしたもので、今年は20億フォリント、来年は30億フォリントの予算を充てる。
補助金の交付対象は個人消費者、自営業者、民間団体、地方自治体、公共機関などで、今年分は10月27日まで申請を受け付ける。助成対象となるのは販売価格(税込み)が1,500万フォリント(約4万9,000ユーロ)までの商用バンを含めたEVで、価格の21%が助成される。
国内で購入できるEVのメーカー別価格は現在、フォルクスワーゲン(VW)約830万フォリント、シトロエン約850万フォリント、日産約900万フォリント、キア約1,000万フォリント、BMW約1,190万フォリントとなっている。
政府は2020年までにEV登録台数5万台という目標を掲げている。EV充電スタンド網拡充のためスタンド新設に対する総額12億5,000万フォリントの助成プログラムを立ち上げたほか、自治体レベルでも様々な優遇措置が導入されている。(1HUF=0.37JPY)