鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルは先ごろ、チェコ工場の拡張を計画していることを明らかにした。2億1,000万コルナ(約780万ユーロ)を投じて自動車部品用平鋼の生産ラインを導入する。2017年中の完工を目指す。
現地子会社のアルセロール・ミタル・オストラバによると、生産する平鋼はこれまでカナダとブラジルの拠点に限定しており、欧州ではチェコ工場が初めてとなる。自動車のサスペンション部分のリーフスプリングに使用される。
アルセロール・ミタルはチェコで年間200万トンの鉄鋼を生産し、主として建設資材メーカーや機械メーカーにに供給してきた。同国では子会社を含め約7,000人を雇用している。(1CZK=4.29JPY)