ベルギーのヨンケーレ、ルーマニアでEV生産へ

ベルギーのバスメーカー、ヨンケーレがルーマニアで低価格の電気自動車(EV)を生産することを計画している。ルーマニアのテレビ局Digi24などが先ごろ報じたもので、中南部のピテシュティで来年の3月から4月にかけて生産を開始する予定だ。

同社が生産するのは2人乗りEVの「Go4two」で、最高速度が45km/hと80km/hの2タイプを用意する。1回の充電の走行距離は100キロメートルだが、別売りのバッテリー(700ユーロ)を追加することで200キロメートルまで延長できる。車体には炭素繊維素材を利用し、重量を150キログラムに抑えている。販売価格は5,000ユーロからに設定する。

同社は北西部のクルジュ・ナポカに情報技術(IT)企業を設立し、クルジュ・ナポカ技術大学と協力してEVプロジェクトを推進してきた。同市のボック市長は、バスなどの公共交通機関の専用レーン上をEVが走行することを短期間認めると共に、EVの充電設備を拡充する方針を明らかにした。

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