ハンガリー鉱工業生産、8月は3.5%増

ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した8月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で3.5%増加した。同業生産高の増加は3カ月ぶり。輸送機器や薬品・医薬化学品の拡大が追い風となった。前月は4.7%減少していた。

分野別でみると、構成比重の大きい製造業が12%増加したほか、鉱山・採石業も22.5%伸びた。一方、エネルギーは0.8%減少した。

製造業では13部門のうち12部門で拡大した。同業生産高の3割を占める輸送機器(自動車含む)が16.6%と大幅に増加したほか、薬品・医薬化学品は18.8%と伸び幅が最も大きかった。このほか、機械・設備(16.9%)、ゴム・プラスチック・非金属鉱物(13.3%)、コンピューター・電子・光学製品(13.1%)、ベースメタル・金属加工品(10.1%)、食品・飲料・たばこ(7.3%)が大きく増加した。唯一減少したのはコークス・石油精製品(6.2%)だった。

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